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普段の買い物が、旅になった日
前回、熊本から帰る飛行機の中で「次はマイルの貯め方を書きます」と言った。あれからしばらく、どう書こうか考えていた。なぜかというと、私自身がマイルの仕組みをちゃんと理解していなかったからだ。10,000マイル貯まっていたことは知っていたけれど、どうやって貯まったのか、正直よくわかっていなかった。今回はその「よくわかっていなかった部分」を、自分なりに調べながら書いていく。
結論を先に言うと、私は何も特別なことをしていない。マイルを貯めるために節約したり、ポイントサイトを駆け巡ったり、そういうことは一切していない。ただ、楽天ANAカードを結構前に作って、ほとんどの支払いをそのカードに集約していただけだ。サロンの仕入れも、生活費も、サブスクも、月に15万円くらいの支払いが、知らないうちにそのカード経由で動いていた。

NISAを始めたら、ポイントが増えた
マイルが貯まり始めたきっかけを、今回ちゃんと振り返ってみた。たぶん、NISAを楽天証券で始めて、積立の支払いを楽天カードに紐づけたタイミングからだ。楽天証券では楽天カードのクレジット決済で投資信託を自動的に積み立てることができて、購入金額は100円から10万円まで自由に設定できる。私は当時、深く考えずに毎月の積立額を設定して、支払い方法を楽天カードにしただけだった。
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その積立にも、ポイントがついてくる。楽天カードのクレジット決済を使った投信積立では、ファンドによって還元率が0.5%〜2%とばらつきがある。私はこの仕組みを「お得だから」と思って始めたわけじゃない。投資の勉強をしていたときに、たまたま「楽天カードで積立すると還元がある」という情報を見て、じゃあそうしようかな、くらいの軽さだった。その軽さのまま、何年も放置していた。
サロンの仕事をしていると、お客様からよく「貯金、何かやってますか?」と聞かれることがある。私はいつも「NISAは始めてるけど、特に何も考えてない」と答えていた。今思えば、その「何も考えていない」状態のまま、ポイントとマイルがゆっくり積み重なっていたんだと思う。積み重なっていることに、気づいていなかっただけで。

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アプリを開いたら、10,000マイルあった
1月の終わりにANAのアプリを開いたとき、何かを確認したかったわけじゃなかったと、前回の記事に書いた。あのとき表示された10,000マイルという数字は、私が意識して貯めたものじゃなくて、生活費とNISAの積立が、知らないうちに積み重なってできた数字だった。正直、その数字を見たとき「え、こんなに貯まってたの」という驚きが先にあった。貯めていた自覚がないまま、何かが貯まっている。それはちょっと不思議な感覚だった。
マイラーさんたちのブログを読むと、「1マイル=1円以上の価値で使える」という話がよく出てくる。10,000マイルあれば、現金で買うより少ない負担で旅に出られる、ということだ。私の場合、いっしょにマイル割というサービスを使って、自分の10,000マイルで特典航空券を取り、同行した友人は通常より安い運賃で一緒に乗ることができた。普段の買い物とNISAの積立が、結果的に旅をプレゼントしてくれたような感覚だった。
還元率を調べてみたら、複雑な気持ちになった
今回この記事を書くために、楽天ANAカードのことを改めて調べてみた。そこで知ったのが、このカードのマイル還元率は0.5%程度で、年会費無料のカードと比べると高いものの、本格的にマイルを貯めている人たちが使うカードの中では、特に高いわけではないということだった。さらに、ANAカード本家にある搭乗ボーナスのような特典は、楽天ANAカードには付与されないらしい。
正直、ちょっと複雑な気持ちになった。「自分が使っているカード、実はそんなに効率よくなかったんだ」と。でも、よく考えたら、私はマイルを効率よく貯めることを目的にしていたわけじゃない。NISAを始めて、支払いを一本化して、その結果として10,000マイルが貯まっていた。効率がいいかどうかという話と、私が旅に出られたという結果は、別の話だ。
サロンでお客様の体に触れていると、「もっと効率よく」「もっと正しい方法で」と頑張りすぎている人によく会う。効率を求めることは悪いことじゃない。でも、効率を求めすぎて何も始められないより、よくわからないまま始めて、気づいたら何かが積み重なっていた、というのも、悪くない進み方だと思う。今回の私のマイルは、まさにそういう積み重ね方だった。

もっといいカードがあるなら、知りたい
とはいえ、還元率が低いことを知ってしまった以上、このままでいいのかな、という気持ちもある。次にマイルを貯めるなら、もっと効率のいい方法があるなら知りたい。陸マイラーと呼ばれる人たちは、電子マネーへのチャージとマイルの二重取りを組み合わせて、効率よくマイルを貯めているらしい。私はそういう世界をまだ知らない。
今回調べていて、ANAマイルを貯めるためのカードにはいくつか種類があって、それぞれメリット・デメリットが違うということもわかった。私が使っている楽天ANAカードは、年会費無料で始めやすい入口としては悪くないと思う。でも、旅の頻度が増えてきたら、別のカードに乗り換えたり、組み合わせたりする選択肢も出てくるんだと思う。
次の記事では、ANAマイルを貯めるためのカードにはどんな種類があるのか、私が今使っている楽天ANAカードと、本格的にマイルを貯めている人たちが使っているカードと、何が違うのかを比較していきます。私自身、答えを持っていない状態から調べていくので、一緒に「どれがいいんだろう」と考えるような記事になると思います。
マイルは、特別な人だけのものじゃない。普段の買い物と、ちょっとした積立の設定が、気づいたら旅になっていた。私の体験はそれだけのことだったけれど、同じように「気づいたら貯まっていた」という人は、きっと他にもいると思う。もし今、ANAアプリやJALアプリを開いて、知らない数字が表示されていたら、それはもう、次の旅の始まりかもしれない。
※この記事に記載しているポイント還元率やマイルの仕組みは記事執筆時点の情報です。各サービスの内容は変更されることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
※投資にはリスクが伴います。NISAを含む投資の判断は、ご自身の責任でお願いします。

