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楽天ANAカードからJALカードスイカへ乗り換えた話
前回の記事で、楽天ANAカードのマイル還元率が0.5%だと知って「複雑な気持ちになった」と書いた。あの記事を書いたのは、カードを整理しようとしていた時期と重なっていた。財布の中に何枚かカードがあって、どれをメインにすべきか、どれが自分に合っているのか、なんとなくモヤモヤしていた。そのモヤモヤを整理しようとしていたときに、マイル旅のYouTubeを見るようになった。
最初は「へえ、こんな世界があるんだ」くらいの気持ちで見ていた。でも見れば見るほど、マイルって思っていたより奥が深いと気づいた。ポイントサイトを駆使して年間数十万マイルを貯める人、マイルだけでビジネスクラスに乗り続ける人、果てはファーストクラスで世界一周を達成する人。そういう世界を知ってしまったら、自分のマイルに対する意識が少しずつ変わっていった。いつかファーストクラスで世界を飛びたい。そんな夢が、頭の片隅にそっと生まれた。
財布の中に、答えがあった
マイルについて真剣に調べ始めて、ふと思った。そういえば、JALカードスイカを持っていたなと。作ったのはだいぶ前で、当時の目的はSuicaが使いたかっただけだった。ついでにマイルも貯まるならいいよね、くらいの軽い気持ちで作って、そのままほとんど使っていなかった。保険料の引落だけに使って、あとは財布の奥に眠らせていた。
改めてそのカードのスペックを確認してみた。JALカードスイカにはショッピングマイル・プレミアムというオプションがあって、私は作ったときから入会していた。年会費4,950円(税込)がかかるオプションだ。これに入会していると、普段の買い物で100円につき1マイル貯まる。JALカード特約店なら100円につき2マイルになる。楽天ANAカードの200円で1マイルと比べると、還元率が倍違う。しかも、そのオプション代をずっと払い続けていたのに、カードをほとんど使っていなかった。つまり、年会費だけ払って、マイルを全然貯めていなかったということだ。
これに気づいたとき、思わず笑ってしまった。答えは最初から財布の中にあった。探していたものが、ずっとそこにあった。サロンでお客様の体に触れていると、「実は前からそういう症状があったんです」と言う人によく会う。気づいていなかったわけじゃない。ただ、向き合っていなかっただけ。カードも、体も、見ようとしなければ見えない。

楽天ANAカードとJALカードスイカ、何が違うのか
改めて2枚のカードを比較してみた。私が実際に使っている範囲での話だ。
まず還元率。楽天ANAカードは200円につき1マイル、つまり還元率0.5%。
JALカードスイカ+ショッピングマイル・プレミアムは100円につき1マイル、還元率1%。
JALカード特約店では100円につき2マイル、還元率2%になる。
月15万円の支払いをそれぞれのカードで払い続けた場合の単純計算だと、
楽天ANAカードなら月750マイル
JALカードスイカなら月1,500マイル
1年で換算すると9,000マイルと18,000マイル
この差は、カードを使えば使うほど広がっていく。
ただし、全部がシンプルにそうなるわけじゃない。楽天市場でのお買い物は、JALカードスイカに切り替えると楽天ポイントの恩恵が受けにくくなる。楽天電気や楽天ガスも利用しているから、楽天経済圏の支払いは楽天カードのまま残している。つまり今の私は、楽天カードとJALカードスイカを使い分けている状態だ。完全に乗り換えたというより、整理しながら移行している途中、という表現が正しい。

Suicaのオートチャージはマイルになるのか問題
JALカードスイカを調べていて、一つ気になることが出てきた。Suicaへのオートチャージ分は、JALマイルではなくJRE POINTが貯まるということだ。これは以前調べたときに知っていたのに、日常で使っているうちにすっかり忘れていた。
ただ、調べ直してみたら、JRE POINTはJALマイルに交換できることがわかった。ショッピングマイル・プレミアム入会時は1,500ポイントで1,000マイルに交換できる。オートチャージ時の還元率は1.5%のJRE POINTなので、マイルに換算すると約1%相当になる計算だ。直接マイルが貯まるわけじゃないけれど、無駄になるわけでもない。近所にJRE POINTが使えるお店が少ない私にとっては、マイルに変換できる方が使い道が広がる。
ただし、これも情報が変わる可能性がある。カードのポイント制度は、思った以上に頻繁に改定される。実際、ショッピングマイル・プレミアムの年会費も数年前に値上がりしている。使い始めたら定期的に公式サイトで確認する習慣をつけておくのが大事だと、自分への戒めも込めて書いておく。
メインカードを切り替えて1か月、気づいたこと
JALカードスイカをメインにしてから、約1か月が経った。切り替えてすぐに感じたのは、マイルが貯まるスピードが違うということだ。以前は保険料の引落しか使っていなかったカードが、日常のほぼ全ての支払いに使われるようになった。当たり前といえば当たり前だけど、メインカードを変えるだけでこんなに変わるのかと実感している。
一方で、ネットショッピングをするときに少し迷うようになった。楽天に紐づいているお店が多くて、楽天カードで払えばポイントが上乗せされる場面がある。JALカードスイカに切り替えたことで、そのポイントを逃しているのかもしれないという感覚がある。どちらのカードで払うべきか、その都度判断するのが正直少し面倒だ。でも、その面倒さと向き合うことが、マイルを本気で貯めるということなんだと思っている。

ANAとJAL、どちらがいいのか
「ANAで旅したのに、今はJALカードで貯めているの?」と思う人もいるかもしれない。正直に言うと、私はANAとJALどちらがいいかをまだ判断できるほど、飛行機に乗っていない。両方の魅力が分かるほどの搭乗回数がないからだ。だから今は「マイルが自然に貯まれば、どちらでも構わない」というスタンスでいる。ANAマイルで熊本に行けたことも、JALカードで日常の支払いをしていることも、どちらも私の旅への入口だ。
それよりも今の私が大事にしたいのは、使っていないカードを使い続けることの「もったいなさ」に気づいたこと。年会費を払い続けながら、そのオプションを活かしきれていなかった。カードを整理しようとしたことで、財布の中に眠っていた答えを見つけた。旅って、目的地に着いてから気づくことがあるけれど、カードも同じだった。持っていたのに、見ていなかっただけ。
次の記事では、マイルをもっと効率よく貯める方法として、ポイントサイトについて調べていきます。マイル旅のYouTubeを見て知った「陸マイラー」という世界。飛行機に乗らなくてもマイルが貯まるという、その仕組みを一緒に見ていきましょう。
※この記事に記載しているポイント還元率やマイルの仕組みは記事執筆時点の情報です。各サービスの内容は変更されることがあるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

