ドローンで知り合った友人が、海外から見ている日本のこと

日常の気づき

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品川のカフェで、久しぶりに3人で会った。共通点はドローン。数年前に趣味で知り合い、一緒に泊まりで飛ばしに行くくらい仲良くなった仲間だ。そのうちの一人が今はオーストラリアに住んでいる。一時帰国のタイミングで声をかけ集まった。

近況報告から始まった会話が、いつの間にか日本と海外の話になっていた。

出国税が、1,000円から3,000円になった

彼女が最初に話題にしたのは、出国税のことだった。2026年7月1日から、日本からの出国1回あたりにかかる国際観光旅客税が1,000円から3,000円に引き上げられた。2019年の導入以来、初めての値上げだ。

「日本人も外国人も同じ金額なのがおかしい」と彼女は言った。オーバーツーリズム対策という名目なのに、その費用を日本人も同じように負担しているという話だ。年に2回、日本から出国している彼女にとって、出国税の値上げは他人事ではない。これまでは年間2,000円だったものが、6,000円になった。金額だけ見れば数千円の話だが、3倍になったという事実は重い。

住んでいると気づかないことが、外に出ると見えてくる。彼女が怒っていたのは金額の話だけじゃなくて、そういうことなんだと思う。日常の中にある「当たり前」を、外から眺める目を持っている人の言葉だった。

日本に戻る予定は、今のところない

オーストラリアでの生活は最初が大変だったと話してくれた。仕事を見つけること、住む場所を確保すること。ゼロから環境を作り直す苦労は、想像以上のものだったらしい。それでも今は、生活の基盤ができている。

「また日本に拠点を戻してから、もう一度オーストラリアに戻るのは年齢的に厳しい」と彼女は言った。それはそうだと思う。一度手放した環境を、また一から作り直す体力と気力が、年齢とともに変わってくるのは自然なことだ。

では日本で暮らし続けることは考えないのか、と聞いてみた。今は考えていない、という答えが返ってきた。理由はオーストラリアのシニア向けサービスにあるという。

彼女の仕事はシニア向けサービスのアシスタントだ。日本に住む母親の状況と比べながら、「オーストラリアは高齢者が自宅で暮らし続けられる仕組みが整っている」と話してくれた。実際に現場で働いているからこそ出てくる言葉だった。統計や制度の話ではなく、毎日そこにいる人の実感だ。

サロンでお客様の体に触れていると、「年を重ねることへの不安」を口にする人に会うことがある。老後のこと、介護のこと、誰に頼るかということ。彼女の話を聞きながら、その不安の答えが国によって違うのだという当たり前のことを、改めて考えた。

ドローンは、一人だと怖い


一緒に泊まりで飛ばしに行ったこともあった。広い空にドローンを上げて、モニターに映る景色を見ながら操縦する時間は、日常とは全く違う感覚があった。あの頃は3人でわいわいやっていた。

「今は一人だと怖くて飛ばせない」と彼女が言った。意外だった。あんなに夢中だったのに、と思いながら、でもそれもわかる気がした。趣味は環境と一緒に変わっていく。一人でやると怖いものが、誰かといるとできることがある。

今は私もドローンを飛ばしていない。それぞれの日常の中で、趣味の優先順位は変わった。でも、こうして3人で集まって話せているのは、あのドローンがつないでくれた縁だ。また飛ばしてみたいと思ったら、DJI Mini 5 Proあたりから始めるのもいいかもしれない。

次の帰国は、確定申告の時期

次に日本に戻るのは確定申告の時期だと話していた。海外在住でも、日本での収入があれば確定申告が必要になる。それが次に会えるタイミングになりそうだ。

別れ際に「また一緒にどこかへ行きたい」という話をした。断られなかったけれど、ノリノリでもなかった。年2回の日本往復だけでも、時間と費用と体力がかかる。その上でさらに旅行となると、簡単には動けないという事情がある。海外に住むということは、そういうコストも含めてのことなんだと、改めて気づいた。

でも、また会える予定があるというのは、それだけで少し先が楽しみになる。次に会うときには、一緒に行ける場所の話が少し前に進んでいるといい。まずは航空券から調べてみることにした。

※本記事に記載している出国税(国際観光旅客税)の情報は執筆時点のものです。制度の内容は変更になる場合がありますので、最新情報は国税庁の公式サイトでご確認ください。

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